Organic Agriculture in Ebino

有機農業実施計画

エコロジカル(生態学的)な視点で、次代へ繋ぐ資源循環型農業の実現へ

えびの市では、行政・農業者・消費者・観光事業者が一体となって、「えびの市有機農業実施計画」に基づく取り組みを進めています。
エコロジカル(生態学的)な視点で土・水・生き物の循環を大切にし、次代に繋ぐ持続可能な農業を地域全体で育てています。

12経営体 令和10年度目標
実践者数
56ha 令和10年度目標
実施面積
30ha 令和10年度目標
有機JAS認証面積

取組みの全体像

生産・流通加工・消費の3段階が有機的につながる、えびの式・資源循環型まちづくりを進めています。

🌾
生産

技術継承・面積拡大・農家間連携

📦
流通・加工

販売網構築・高付加価値化

🛒
消費

広報・交流・食育

♻️ 市内の畜産資源(堆肥)が土に還り、すべての段階を支える耕畜連携で地域内資源循環が完結します

生産段階の取り組み

持続可能な土台づくり

📖

技術の継承

先進栽培農家が長年かけて培った知恵・ノウハウをデータ化・マニュアル化し、新規就農者や転換希望者が取り組みやすい環境を整備します。
「経験知」を「地域の共有財産」へと転換することで、有機農業の担い手を着実に増やします。

📏

面積の拡大

慣行栽培からの転換や新規就農を積極的に促進し、地域全体の有機農地を広げます。令和10年度(2028年度)までに実施面積56ha・実践者数12経営体の達成を目指します。

🤝

農家間の連携

農業機械・施設の共同利用や作業受託など、効率的な農業経営を支える「横のつながり」を育てます。
小規模農家でも有機農業に参入・継続しやすい仕組みを地域全体でつくります。

農業機械の実演・共同利用の様子

流通・加工段階の取り組み

価値を届ける仕組み

販売体制づくり

大消費地のアンテナショップや、地元の道の駅・直売所・ネット販売など、多角的な販路を確保します。
また、域外流通を強化させるため、、合理的な流通体制の構築を模索する地場企業等との連携に努めます。

販路拡大に向けた取り組み

流通・加工に関連した事業者との意見交換会や商談会に参加することで、「エコロジカルタウンえびの推進」に賛同する事業者との連携を深めます。

農産加工体制づくり

加工品の開発・商品化を、地域の食品加工事業者と連携して推進します。
「えびの産有機ブランド」として幅広い商品ラインナップを育て、地域経済の活性化につなげます。

消費段階の取り組み

地域とつながる「縁」づくり

📢

広報活動

ウェブサイト・SNS・広報誌などを通じ、有機農業の価値・取り組みの意義を広く発信します。
「えびの市の有機農業」を知ってもらうことが、消費者との「縁」づくりの第一歩です。

🌱

交流と教育

ワークショップや農業体験イベントを通じ、生産者と消費者が直接つながる機会を提供します。また、えびの市の学校給食に有機農産物を活用し、子どもたちへの食育を通じて次世代の理解醸成を図ります。

地域との交流・菜の花の風景

循環型農業の推進 — えびの市の強み

市内の畜産資源(牛・豚・鶏の堆肥)を良質な有機質肥料として活用し、地域内で完結する資源循環を実践しています。これが「エコロジカルタウンえびの」最大の強みです。

🐄🐖🐓
畜産(牛・豚・鶏)

えびの市は畜産も盛んな地域。牛・豚・鶏から良質な有機資源が日々生まれます。

♻️
堆肥・有機肥料化

畜産廃棄物を良質な堆肥として再資源化。化学肥料に代わる地域内の有機肥料として農地へ還元します。

🌾
田畑での土づくり

良質な堆肥が土壌微生物を活性化し、保水性・通気性に優れた豊かな農地を育てます。

🥬
安全・安心な有機農産物

化学肥料・農薬不使用で育てられた、えびの高品質な有機農産物として消費者のもとへ届きます。

担い手の育成と体制づくり

🌱

新規就農・転換支援

有機農業への転換を希望する農家や、新たに就農を目指す方々に向けた技術・資金・情報面でのサポート体制を整備します。
先進農家のノウハウを学べる機会や、スムーズな転換を支援する連携体制を構築します。

🏛️

推進体制

えびの市・農業団体・生産者・消費者・観光業者・学術機関が連携し、「エコロジカルタウンえびの推進協議会」を核とした永続的な推進体制を構築します。
地域全体でえびのの有機農業を守り育てます。

📊

計画的な目標管理

「えびの市有機農業実施計画」に基づき、令和10年度(2028年度)の数値目標(12経営体・56ha)を共有。
定期的な進捗確認と改善を重ねながら着実な達成を目指します。

社会的背景と目標

01

みどりの食料システム戦略

農林水産省が掲げる「みどりの食料システム戦略」では、2050年までに有機農業の取組面積を農地全体の25%に拡大する目標を設定。
えびの市の取り組みは、この国家戦略の最前線です。

02

SDGs との合致

「すべての人に健康と福祉を」
「陸の豊かさを守ろう」
「気候変動に具体的な対策を」
有機農業は複数のSDGs目標に直接貢献します。

03

オーガニックビレッジ宣言

えびの市は農林水産省の「オーガニックビレッジ」として認定。
有機農業の産地づくりと消費者理解の促進を、行政・農業者・消費者が一体となって推進しています。

えびの市の有機農業の歩み

1960年代〜
個々の先駆的な取り組み 1961年の農業基本法制定後、効率化のための機械化や化学肥料の使用が進む中、公害問題や健康への意識から、あえて農薬・化学肥料に頼らない農業を模索する少数の農家がえびの市内で活動を継続していました。
2015年
組織化の始まり 地域での環境保全型農業を推進するため、「えびの市環境保全型農業推進協議会」が組織されました。
2023年5月
推進協議会の設立 行政・農業団体・生産者・消費者・観光業者等が一体となった「エコロジカルタウンえびの推進協議会」を設立。持続可能な農業と地域内資源循環を目指す体制が本格始動しました。
2024年3月
オーガニックビレッジ宣言 国の「みどりの食料システム戦略」に基づき、有機農業の産地づくりを目指す「オーガニックビレッジ宣言」を実施。産官学民連携による取組みがさらに加速しました。
現在・未来
次代へ繋ぐ有機農業 現在、7経営体(46ha)が有機農業を実践中。令和10年度(2028年度)までに12経営体・56haへの拡大を目標に、学校給食への活用・新規就農者支援・耕畜連携による土づくりを着実に推進しています。
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